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今、国民は年金について非常にナーバスになっています。
少子化社会の中で、国民は年金のために支払った金額よりも受け取る金額が少なくなるのではないか、もしかしたら年金をもらうことすらできなくなるのではないか、という強い不安を抱えていますしね。
実際に国民は、社会保険庁に対してかねてから不満と不信感を抱いてきた。
そして年金への不安が、国民の中で急速に高まっているます。
そしてとどめが、5095 万件の行方不明になった年金問題なんです。
「消えた年金」などと言われているが、これは消えたのではなく、“消された年金”といっても過言ではありません。
5095 万件といったら国民の半分近くにのぼります。
自分たちの年金が社会保険庁の怠慢で消されてしまった、と国民は怒っています。
さらに、自分の年金を確かめようとしても領収書がなければ対応してもらえないなど、ずさんな対応に国民の怒りが爆発しているのです。
そもそもなぜこのような事件が起きたのでしょうか。
年金には実は大変な問題がいくつかあります。
まず厚生年金については会社の名前と本人の名前しかわからない。
なんと、住所が記録されていないんです!!
会社の名前が前提となるため、ある人がA という会社からB という会社に移ると追跡できずにバラバラになってしまう。
C という会社に入ったらまたバラバラ。これで3 つも名簿ができてしまう。
A という会社からB という会社に入る間に国民年金に入ったとすると、さらにこれもバラバラになる。
一人が4、5通も手帳を持つということになる。
また、勤めていた会社で厚生年金のかけ金を支払っていた女性が結婚して、名前が変わり、会社を辞めると、これは行方不明となる。
もう追跡できなくなってしまう。
厚生年金は住所の記録がなく、名前しかないので、名前が変わったらもう別人と見なされてしまうのです。
この女性がその後、国民年金に入ったとしても、厚生年金を支払っていたときの名前と国民年金の名前が違うので結び付きません。
厚生年金は名前の記録しかないので、会社を移る度にいくつも名簿ができてしまう、会社を移る途中で国民年金に加入してもそれが同一人物の年金としてつながらない場合があります。
会社が潰れた場合は名簿すらなくなってしまうこともあるのです。
これが大きな問題なんです。
かつて年金というものは各市町村がそれぞれ台帳を持っており、それぞれに記載されていました。
さすがにこれではいけないということで、平成8 年に「すべて整理して統合しよう」ということになったのです。
そして平成9 年に「基礎年金番号」制度が実施されました。
とにかく、これで一人の年金が番号で整理されることになったわけだが、やはり名前だけの記録でバラバラになっていたものだから、なかなか結びつかないという問題が発生しました。
結婚するまで厚生年金を支払っていた女性の台帳もやはり行方不明のままです。
さらにここで問題となったのは、国民年金をマイクロフィルム化したことで安心してしまって、原本を棄ててしまったこと。
このため、今は原本にあたって確かめようがないのです。
消えた年金が5095 万件ということで騒ぎになっているますが、実はもともとは2 億件から2 億5000 万件くらいあったのではないでしょうか。
それを整理してやっと5095 万件になったというのが実情だと思います。
5095 万件に上る「消えた年金」のうち、厚生年金分がおよそ4000 万件、国民年金分がおよそ1000 万件と言われています。
だが国民年金は原本がない。元のデータがない、ということを考えると、4000 万件の厚生年金の調査よりも1000 万件の国民年金の調査の方が困難であるともいえるかもしれません。
いずれにしても、この調査は難しくなると言わざるを得ないというのが実態です。
結果として「払ったのに、もらえない」と言う事態が続出しているのです。
しかし、これらは全て国の責任であり、保険料を払っていながらもらえないなんて納得いきません。
かといって、誰が責任を取るわけでもなく非常に腹立たしいばかりです。
ちょっと前に、損害保険会社や生命保険会社の保険金不払い問題がありましたが、その際は社長の辞職があったりときちんとトップが責任を取っているじゃないですか!!
って、文句を言っていても始まりませんから、そろそろ社会保険庁から年金を取り返す方法についてお話していきましょう。
確実に取り返す方法、それは、
「年金記録をキチンと確かめる」
ことです。
いろいろ言われていますが、やはり年金記録があれば確実に取り返すことができます。
そこで、どうやって年金記録を確かめるかをお話します。
実際に年金記録漏れの可能性のある人は次のような方です。
・ 転職により年金手帳を何冊も持っている人
・ 転職などで、国民年金・厚生年金・共済年金の各制度間を移動したことがある方
・ 結婚などで姓が変わった方
・ 名前が読み違いされやすい
・ 年金手帳の生年月日が間違ってる
・ 改名した
・ 住所が変わった
以上の方は、特に注意が必要となりますので、しっかりと読んでくださいね。
・職歴表を作成し社会保険事務所に行く
自分が支払った保険料がきちんと記録されているか確認する方法は?
1)年金手帳で自分自身の「基礎年金番号」を確認する
自分自身の「基礎年金番号」は年金手帳で確認することができます。
会社員の場合、勤務先で年金手帳を預かっていることもあるので、手元にない人は勤務先の総務や人事などに問い合わせをしてみてください。
ちなみに、年金手帳の色は発行された年代によって異なります。
1974 年11 月から1996 年12 月までに発行された年金手帳はオレンジ、1997 年1 月以降に発行された年金手帳はブルーです。
そのほか、古いものには、茶色や水色などもあります。
現在、会社員で、年金手帳をなくした、あるいは転職などで年金手帳が複数ある人は、勤務先を通じて社会保険事務所に連絡・届出をし、再交付、あるいは年金手帳を1 冊に統合してもらうようにしてください。
2) 職歴表を作成する
社会保険事務所に年金記録を確認しに行く前に、「職歴表」を作っておくことをお薦めします。
職歴表とは、事前に記憶を整理し、自分が働き始めてから現在に至るまでの勤務先を書いた用紙のことをさします。
社会保険事務所で自分の年金記録を調べても、いつごろどの会社で働いていたか記憶があいまいで思い出せないことも多いからです。
職歴表を作成しておけば、それと年金記録を照らし合わせることで、誤りや年金記録漏れなどを発見しやすくなりますよね。
職歴表には、特に様式はありません。会社名、所在地、勤務期間を年月の古い順に書いておくのがよいでしょう。
例えば、勤務していた期間が「○○年○○月〜○○年○○月まで」と正確に分からなくても、「1991 年4 月〜1993 年の秋ごろ」でかまわないです。
また、会社の所在地も○○市や××区まで、あるいは会社の最寄駅などが分かればいいです。
職歴表を作る際、配偶者やパートナーと一緒に作成すると、お互いの記憶を補い合うことができますよ。
年金手帳と職歴表を持って、社会保険事務所へ行ってください。
できれば、配偶者やパートナーと一緒に行き、お互いの年金記録を確認し合うのがいいでしょう。
社会保険事務所はオンライン化されているので全国どこの窓口に行っても、自分の年金記録を調べることができます。
全国の社会保険事務所の窓口はこちら。
社会保険事務所で相談すると、「制度共通被保険者記録照会回答票」などが渡されます。
これらには、基礎年金番号、加入している年金の種類、加入期間月数、保険料納付状況などが記載されています。
回答票は初めて読む人には何が書かれているか分かりづらいと思います。
必ず社会保険事務所の窓口担当者に回答票の読み方、年金記録漏れなどがないかを確認するようにしてください。
・回答票に誤りや疑問などがあった場合は?
社会保険事務所に訂正または調査を依頼(調査依頼書の提出)してください。
年金記録漏れの修正には、保険料を支払ったという領収書などの「証拠書類」が必要となります。
だが、会社員の場合、厚生年金保険料は給与天引きのため、「領収書」はないはずです。
給与明細などで確認できるが、何年も前の給与明細が手元に残っているかどうか…
社会保険庁では、社会保険庁や市町村に加入記録(年金保険料を支払ったかどうかなどの記録)がない場合には、領収書などの記録がなくても、銀行通帳の出金記録、元雇用主の証言などを根拠として、第三者委員会が判断する仕組みをつくるとしています(6 月6 日現在)。
現在、領収書がない場合の対応方法の詳細は決まっていません。
相談した社会保険事務所の窓口担当者に連絡をもらうか、こまめに自分で連絡するなどの手段を講じておくなど、ある程度の自己管理が必要となります。
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